国債についてわかりやすく解説! 基本的な仕組みから利回りまで丸わかり

国債についてわかりやすく解説! 基本的な仕組みから利回りまで丸わかり|株式会社イー・トラスト

国債とは、国が発行している債券のことです。一般的には、投資対象として金融機関で販売されています。国が発行しているので安全性が高く、元本割れのリスクもほとんどありません。

一方で、国債の仕組みについて、間違った捉え方をしている人も少なくありません。そこで、国債の基本的な部分を、実はたくさんある種類も含めてわかりやすく解説します。

意外と知らない国債の基本的な仕組み

意外と知らない国債の基本的な仕組み

国債発行額は、「国民一人あたり◯円」という形で国民の借金として報じられることがあります。しかし、国債は国民の借金ではありません。むしろ、国民にとっては資産の一部といえる側面があることをご存じでしょうか。

まずは、国債の基本的な仕組みをわかりやすく解説します。

国債は国民の借金ではない

国債とは「国庫債券」の略称で、国が借金をする際に発行する債権です。借金をするということは借主と貸主が存在しますが、国債の借主は「国」で、貸主は国民となります。つまり、国債はあくまでも国の借金であって、国民の借金ではありません。

国債は国が返済を保証していることから、非常に信頼性の高い債権です。一定の利回りも見込めるので、国債を購入した国民にとっては借金どころかむしろ資産となります。

国債の基本的な仕組み

政府が国債を発行すると、一般の銀行や個人の投資家たちが買い取ります。政府は国債を通じて、さまざまな政策を実行する資金を調達するのです。

また、国債には満期を迎えた際に、利子を付けて返済することが明記されています。利息による利益を見込める点が、個人や機関投資家が国債を購入する理由です。国債の満期は種類によって異なり、たとえば個人向け国債には3年・5年・10年のものがあります。

なお、国債は通貨の発行にも密接にかかわっていますが、説明が複雑になるので本記事では割愛します。考え方によっては税金は国の財源でないことなど、国債について調べると、国とお金の関係をより深く理解できます。興味のある方は、ぜひインターネットや書籍などで調べてみてくださいね。

国債の利回りが変動する仕組み

国債で支払われる利子は、発行時に設定されています。それではなぜ、国債の利回りは変動するのでしょうか。国債の利回りが変動する理由は、国債自体が債券市場で売買されているためです。

たとえば、満期1年で1%の利子が約束された国債1,000円があるとします。満期までそのまま保持した場合に受け取れる金額は、元金と利息合わせて1,010円です。しかし、国債が値上がりして1,005円で取得すると、利益は5円しか得られません。一方で、995円に値下がりしたときに購入すると、元利と利息合わせて1,015円を受け取れます。

利回りはそれぞれ、額面で取得した場合は1%、値上がりしたものを取得した場合は0.5%、値下がりした場合は1.5%です。より大きな利益を得るためには、値下がりしたタイミングで取得することが重要です。

国債は多種多様

国債は多種多様

国債は、目的や利息の支払いタイミングなどによって、さまざまな種類に分けられます。国債を購入する際は、各種類の違いを事前に確認することが大切です。

国債の種類について、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。

固定利付国債

固定利付国債とは、決まった額の利子が償還期限を迎えるまで半年に1度、年2回のペースで支払われる国債です。支払われる利子が決められているので安定した収益を見込める一方、政策金利が上がっても収益は増えません。

変動利付国債

変動利付国債とは、半年ごとに適用される利率が金利水準にあわせて変動する国債です。変動利付国債には10年・15年の期間のものがあります。景気が良くなって金利が上昇した際は収益が増える一方、下降した場合は利息が減ってしまう点がデメリットです。

個人向け国債

個人でも、リスクなく安全に購入できるよう設計された国債です。銀行や証券会社などの金融機関で手軽に購入できます。

個人向け国債のメリットは、元本割れのリスクがなく、最低金利も保証されている点です。一方で、中途解約をすると利益が減ってしまう場合もあるので注意しましょう。

新窓販国債

平成19年10月に開始された新窓販国債は、従来郵便局のみで行われていた個人向け以外の国債の販売を、民間金融機関にまで拡大したものです。個人向け国債以外の債権を、個人の方でも幅広い金融機関で購入できるようになりました。

物価連動国債

物価連動国債とは、国内の物価動向にあわせて元本が変動する国債のことです。別名インフレ連動国債といい、利率ではなく元本が物価変動にあわせて増減します。利率は一定ですが、元本が変動することで結果的に償還時に受け取れる金額が変わる点が特徴です。

復興応援国債

復興応援国債は、東日本大震災からの復興を支援するために導入された国債です。現行の10年型の個人向け国債をベースに作成されました。最大の特徴は、途中で金利が大きく変動する点です。当初の3年間は、復興応援の観点から通常よりも低い金利ですが、4年目以降は個人向け変動利付国債と同じ金利が適用されます。

多くの人が購入するのは個人向け国債

多くの人が購入するのは個人向け国債

国債にはさまざまな種類がありますが、多くの方が購入するのは仕組みがわかりやすく、リスクの少ない個人向け国債です。

個人向け国債について、基本的な仕組みや購入方法などを詳しくご紹介します。メリットとデメリットも解説するので、国債を購入する際の参考にしてください。

個人向け国債の基本的な仕組み

個人向け国債はその名のとおり、個人投資家に向けて発行されている国債で、法人は購入できません。また、個人向け国債には3年債・5年債といった固定金利型や、10年の変動金利型があり、それぞれ適用利率も期限によって異なるものが用意されています。

個人向け国債は1万円から購入でき、一定期間が経過すれば請求に応じて国が買い取ってくれる中途換金制度があります。満期を待たずに換金できるので、想定外の出費にも対応できるでしょう。

国債を購入できる場所

個人向け国債は、都市銀行・地方銀行・第2地方銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協・ゆうちょ銀行、さらに証券会社と幅広い金融機関で購入できます。また、金融機関によっては窓口ではなく、インターネットでの購入も可能です。

初めて国債を購入する際は、証券会社や銀行などの各種金融機関で国債専用の口座を開設する必要があります。なお、個人向け国債の購入には手数料がかかりません。ただし、口座管理手数料がかかる場合があるので、事前に購入予定の金融機関で確認しましょう。

個人向け国債のメリット

個人向け国債の最大のメリットは、多くの定期預金よりも金利が高い点です。また、個人向け国債は1万円から購入できるので、まとまった資金がなくても手軽に購入できます。なお、購入金額に上限は設けられていません。

さらに個人向け国債は、発行から1年が経過すると保有している一部または全部を原則としていつでも中途換金できるようになります。

個人向け国債のデメリット

個人向け国債のデメリットは、高い利回りが期待できない点です。また、元本割れのない個人向け国債ですが、実質的な価値が減少するリスクは考慮しておきましょう。経済状況がインフレになった場合、額面が一定の個人向け国債は、相対的に価値が減少してしまいます。利息によって変動幅を吸収できるケースもありますが、あまり大きな期待はできません。

【まとめ】理解してしまえば国債はわかりやすくリスクの低い投資方法

【まとめ】理解してしまえば国債はわかりやすくリスクの低い投資方法

国債は、あらゆる債権のなかでもっとも安全性の高い金融商品です。国が返済を約束していることから信頼性も高く、債券市場でも活発に取引されています。特に個人向け国債は、定期預金などに比べて利率が高いうえ、元本割れリスクもありません。

国債は仕組みさえ理解してしまえば、投資判断がしやすくリスクの少ない投資方法です。資産形成の手段の1つとして、国債の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
 
 

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