S&P500の平均利回りは何パーセント? 過去の推移と積立シミュレーションを解説

S&P500の平均利回りは何パーセント? 過去の推移と積立シミュレーションを解説|株式会社イー・トラスト

「銀行にお金を預けているだけでは将来が不安」と感じていませんか?
新NISAのニュースなどで「S&P500」という言葉を耳にする機会が増えましたが、実際の利回りが何パーセントなのか、本当に自分に合った投資先なのかわからず、一歩踏み出せずにいる方も多いはずです。
本記事では、投資初心者の方に向けて、S&P500の過去20年・30年の平均利回り実績や、長期で運用するメリット・注意点をわかりやすく解説します。
さらに、毎月3万円・5万円を積み立てた場合のリアルなシミュレーション結果も詳しくご紹介します。

S&P500とは? 利回りを生み出す指数の基礎知識

S&P500とは?利回りを生み出す指数の基礎知識

S&P500(エスアンドピーごひゃく)という言葉をニュースなどでよく耳にするものの、「具体的に何に投資しているのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
まずはこの指数がどのような仕組みになっているのか、基本的なポイントを押さえておきましょう。

S&P500を構成する代表的な企業と業種

S&P500は、アメリカの株式市場に上場している企業の中から、業績や時価総額(企業の規模)などの厳しい基準をクリアした代表的な500社の株価をもとに算出される指数のことです。
この500社の中には、Apple(アップル)やMicrosoft(マイクロソフト)、Amazon(アマゾン)といった、私たちの生活に密着した世界的な大企業が名を連ねています。
また、IT企業だけでなく、金融、ヘルスケア、日用品など、様々な業種のトップ企業がバランスよく含まれているのが特徴です。
S&P500に連動する投資信託を買うということは、「アメリカの超優秀な企業500社にまとめて少額ずつ投資をしている」のと同じ状態とも言えるでしょう。

日経平均株価や他の指数との違い

日本のニュースで毎日報道される「日経平均株価」は、日本の代表的な企業225社の株価から計算される指数です。
S&P500はそのアメリカ版のようなものと考えるとイメージしやすいでしょう。
S&P500は構成される企業数が500社と多く、アメリカの株式市場全体の約80%をカバーしているため、アメリカ経済全体の動きを反映していると言われています。
また、世界中から投資マネーが集まりやすいアメリカ市場は、日本市場と比較しても長期的な成長力が高いという違いがあります。
こういった背景から、投資初心者が「どこに投資すればいいか迷う」という場合、世界経済の中心であるアメリカの成長を享受できるS&P500がおすすめの投資先として挙げられることが多いのです。

S&P500の平均利回りはどれくらい?過去の実績を解説

S&P500の平均利回りはどれくらい?過去の実績を解説

S&P500への投資を考える際、どれくらい利益が出るのかは気になるポイントでしょう。
ここでは、過去のデータからS&P500の平均利回りや、実際の運用で期待できるリターンの目安を分かりやすく解説します。

投資期間の目安 想定年平均利回り 期間中に起きた主な出来事と背景
過去10年間 約10%〜12% 大手IT企業の急激な成長が市場全体を牽引
過去20年間 約7%〜8% ITバブル崩壊やリーマンショックの暴落
過去30年間 約9%〜10% 米国経済の持続的な成長と人口増加

過去20年・30年の平均利回りの推移

過去20年や30年といった長期的な期間で平均利回りを振り返ると、年率でおおむね7パーセントから10パーセント程度の水準で推移しています。
長期間にわたって資金を投じるインデックス投資において、過去の平均利回りは将来の計画を立てるための重要な指針となります。
1年や2年といった短い期間の株価の上下に一喜一憂するのではなく、数十年先を見据えてじっくりと運用を続けることが成功の鍵なのです。
米国経済は歴史的にも世界の中心として力強い成長を維持してきました。この堅調な経済基盤があるからこそ、過去数十年にわたり高い利回りを投資家へ提供し続けることができたと考えられます。

S&P500の利回りが高い理由と背景

S&P500が長期にわたり高い利回りを維持している背景には、構成企業の優れた収益力と成長力があります。
米国のトップ500社には巨大IT企業などが含まれ、最先端技術とグローバルな事業展開によって稼ぎ出す大きな利益が、株価上昇の原動力となっています。
また、S&P500の持つ「新陳代謝」の仕組みも重要です。業績が低迷した企業は定期的に除外され、代わりに成長著しい新興企業が組み入れられます。
企業の入れ替えにより、指数は時代をリードする競争力の高い企業群で保たれやすい仕組みになっているのです。
結果として投資家は、個別企業を細かく分析しなくとも、市場全体の成長の恩恵を享受できるとされます。

S&P500の利回りを活用した積立投資シミュレーション

S&P500の利回りを活用した積立投資シミュレーション

過去の平均利回りを参考に、実際に毎月積立投資をしたら将来いくらになるのでしょうか。ここでは、毎月3万円と5万円を積み立てた場合の具体的なシミュレーション結果を見ていきましょう。

毎月の積立額 積立を行う期間 想定年平均利回り 最終資産額の目安
3万円 20年間 7% 約1,562万円
3万円 30年間 7% 約3,659万円
5万円 20年間 7% 約2,604万円
5万円 30年間 7% 約6,098万円

毎月3万円を積立投資した場合

S&P500の過去平均に近い年率7%で、毎月3万円を積み立てた場合の将来の資産額を金融庁の「つみたてシミュレーター」で計算してみましょう。
20年間継続すると、拠出した元本720万円に対し、長期運用の利益が加わって最終的な資産額は約1,562万円に達する見込みです。
さらに期間を延ばして30年間継続した場合、元本1,080万円に対して最終資産額は約3,659万円にまで大きく膨らみます。銀行の預貯金だけでは、これほどの資産拡大はまず見込めないでしょう。
毎月の負担が少ない金額であっても、時間をかけて長期運用を行うことで、老後資金などの大きな目標に到達できる可能性が高まります。

毎月5万円を積立投資した場合

家計に少し余裕があると仮定して、毎月5万円を同じく年率7%で運用した場合をシミュレーションしてみましょう。
20年間続けると、元本1,200万円に対して最終資産額は約2,604万円に達します。教育資金や修繕費などの大きなライフイベントにも十分に備えられる金額と考えられるでしょう。
さらに30年間継続した場合には複利効果が大きく働き、元本1,800万円に対し、最終資産額は約6,098万円という大きな金額に成長します。
もちろん市場の変動により毎年必ず7%ずつ増えると確約されているわけではありませんが、長期的な視点で一定額の積立投資を継続することは、将来の資産形成における強力な支えとなるはずです。

S&P500に投資する際のメリットと利回りの魅力

S&P500に投資する際のメリットと利回りの魅力

S&P500が世界中の投資家から選ばれているのには理由があります。
ここでは、長期投資で得られる「複利効果」の威力や、自然とリスクを抑えられる「分散投資」の仕組みなど、利回り以外の大きな魅力をお伝えします。

運用の仕組み 特徴と利益の増え方 資産増加のペース
単利での運用 投資した元本に対してのみ利益が発生する 毎年一定のペースで直線的に増えていく
複利での運用 得られた利益を元本に加えて再び投資に回す 雪だるま式に曲線を描いて加速的に増えていく

長期的な経済成長による複利効果

S&P500の利回りを語る上で欠かせないのが複利効果です。複利とは、投資の利益を引き出さずに再び元本に回す仕組みを指します。
利益が新たな利益を生むサイクルが形成されるため、運用期間が長くなるほど資産の増え方は加速するとされます。
米国株式市場は幾度もの経済危機を乗り越え、イノベーションや人口増加を背景に成長の軌跡を描いてきました。この成長の恩恵を複利で受け取ることで、資産は雪だるま式に大きくなる可能性を秘めています。
なるべく早く投資を始め、長く市場に留まり続けることが複利効果を最大化するコツです。

分散投資によるリスク軽減

S&P500へ投資する大きなメリットは、アメリカを代表する優良企業500社へ自然に分散投資できる点にあります。
1つの個別企業へ集中投資すると、倒産や不祥事によって資産を大きく失うリスクがありますが、500社に資金を分散することで特定企業への依存度を下げ、1社業績悪化しても他の企業で吸収できるでしょう。
構成企業の業種も情報通信、ヘルスケア、金融、生活必需品など多岐にわたり、景気の波による特定業界の不振を補い合う効果が期待できます。
個別企業のリスクを最小限に抑えながら米国経済全体の成長から安定した利回りを狙えるため、専門的な企業分析を行う時間がない忙しい方にとっても、安心して続けられるおすすめの選択肢と言えるはずです。

S&P500の利回りを期待して投資する際の注意点・デメリット

S&P500の利回りを期待して投資する際の注意点・デメリット

魅力的な利回りが期待できるS&P500ですが、投資である以上リスクも存在します。
ここでは、過去の暴落の歴史や為替変動の影響など、大切なお金を守るために初心者が知っておきたい注意点と対策を解説します。

歴史的暴落時期 出来事の一般的名称 株式市場に与えた主な影響と背景
2000年代の初頭 ITバブルの崩壊 期待が先行したIT関連企業の株価が急落
2008年頃 リーマンショック 米国の住宅ローン問題が発端となった世界的金融危機
2020年春頃 コロナショック 未曾有の感染症による経済停止懸念で短期的に急落

元本割れのリスクと過去の暴落局面

S&P500は長期的に高い利回りを示してきましたが、株式投資である以上、預貯金のように元本保証はありません。
過去データを振り返ると、ITバブル崩壊やリーマンショック、コロナショックのように、市場がパニックに陥り資産価値が大きく低迷する暴落局面が何度も存在しました。
暴落時に直面すると、一時的に資産が大きくマイナスとなり、投資から手を引きたくなるほどの不安を覚えてしまうこともあるでしょう。
しかし、そこで慌てて売却すると損失が確定し、その後の株価回復の恩恵を受けられなくなります。
下落相場は数年に一度訪れるとあらかじめ想定し、当面使う予定のない余裕資金を用いて、心にゆとりを持った長期投資の姿勢を持ちましょう。

為替変動が利回りに与える影響

S&P500へ投資する際、見落としがちなのが為替相場の変動が最終的な利回りに与える影響です。
構成銘柄は米ドル取引のため、米国での株価が変わらなくても、為替が「円高」に進めば円換算の資産価値は目減りし、反対に「円安」に進めば増えます。
近年は円安進行により、日本円から見た利回りが上昇傾向にありました。今後もし急激な円高に振れれば、一時的に資産評価額がマイナスへ沈むリスクがあることを認識しておく必要があるのです。
為替の正確な予測は専門家でも困難だと言われています。株価の変動リスクと同様に為替リスクも受け入れつつ、時間をかけてコツコツ買い続け、為替の影響を平均化していく考え方が求められます。

S&P500の利回りを享受できるおすすめの投資信託の事例

S&P500の利回りを享受できるおすすめの投資信託の事例

いざS&P500に投資しようと思っても、どの商品を選べばいいか迷ってしまうことも多いでしょう。
ここでは、コストを抑えて効率よく利回りを狙えるおすすめの銘柄と、話題の新NISAを活用した賢い始め方の具体例をご紹介します。

代表的な投資信託 信託報酬(年率・税込) 運用の特徴や選ばれる理由
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 約0.09328% 業界最低水準の運用コストを目指し続けている
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 約0.0938% バンガード社のETFを活用して米国株式に投資する
楽天・S&P500インデックス・ファンド 約0.077% 条件を満たせば楽天ポイントの還元メリットがある

例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴と実績

S&P500の利回りを効率的に享受する具体例として、三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が挙げられます。
S&P500指数に連動する投資信託として多くの個人投資家から支持され、基準価額も順調に推移しています。特に注目したい点は、「信託報酬」と呼ばれる運用手数料が業界最低水準であることです。
長期運用ではわずかな手数料の差が最終的な利回りに大きく影響するため、他社が手数料を下げた際に対抗してコストを引き下げる方針は大きな安心材料となり得ます。
銘柄選びに迷った際は、こうした純資産総額と運用実績を持つ商品がおすすめの選択肢です。ネット証券を利用すれば、スマートフォンから簡単に設定を完了できるでしょう。

事例:新NISA(つみたて投資枠)を活用した投資方法

S&P500の利回りを最大化するために、2024年に拡充された「新NISA制度」を活用しましょう。投資利益には通常約20%の税金がかかりますが、新NISA口座での運用益はすべて非課税です。
特に「つみたて投資枠」は長期の資産形成を支援する仕組みで、将来大きな利益が出ても税金で差し引かれず全額受け取れるのが強力なメリットです。
非課税期間が無期限化されたため、自分のペースで一生涯にわたってS&P500の成長を享受できます。まずは証券口座を開設し、無理のない金額で設定を始めてみましょう。
一度設定すれば自動で買い付けが行われるため、日々の生活に負担をかけず着実に資産形成を進められます。

まとめ

まとめ

この記事の要点をまとめます。

  • 過去の平均利回りは年率でおおむね7パーセントから10パーセント程度で推移している
  • 長期の積立投資により複利が働き将来の最終的な資産額が大きく増える可能性がある
  • 下落相場や為替リスクを理解した上で長期間運用を続けるスタンスが極めて重要である

将来の不安を安心に変えるために、まずは新NISA口座を開設し、無理のない少額からS&P500への積立投資をスタートしてみてください。
 
 

友だち登録で役立つ情報をお届け!

イー・トラストのLINE公式アカウントでは、コラムの更新情報を随時お届け中です!
友だち登録をすると、ダウンロード資料「初めてでも失敗しないマンション経営」をすぐにお読みいただけます。
マンション経営をもっと詳しく知りたい方、ぜひご覧ください!

\さらに今なら!/
アンケート回答で【Amazonギフトコード 1,000円分】をプレゼント中です!

LINE友だち登録はこちら

お役立ちコンテンツ!

LINE公式アカウント 友だち登録

\投資・金融に関するお役立ち情報をお届け!/
LINE公式アカウント 友だち登録募集中!